今年に入ってから月の半分近くはスキー場に通っている。
大抵履くのはIBEXのソフトシェル、Solitude Pants。 3シーズン目で裾は擦り切れかけ、膝のあたりは毛羽立ち始めたがまだ使える。 素材はナイロン74%、メリノウール20%、スパンデックス6%のClimawool、表が化繊で裏がウールになっている。 尻はコーティングされたコーデュラナイロンにフェルト状のウールが貼ってあり、雪の上に座っても濡れず冷たさが伝わりにくい。 膝下は侵入した雪が付かないよう、コーティングされたコーデュラナイロン、裾口は伸縮し、裏には滑り止めが付いている。 腰の前面と腿から膝にはコーティングもフィルムも無く強い風は通すが、ストレッチで動きやすく、雪は付き難く蒸れない。 湿った大雪の中でもあまり湿った感じがせず、古いパタゴニアのハードシェルパンツよりもよほど快適だった。 風が強かったり、雨や霙でなければこれで問題無いのだが、裾が一重でゲイターが無いため雪が侵入しやすい。 アルペン用のブーツならさほどでも無いが、足首の細いテレマークブーツだとけっこう入る。 後継モデルでは裾が二重のインナーゲイター付きになっている。 Solitude Pantsの右腿には縫い目に沿った細長いポケットが付いていて、ここに普段収めているのがVictorinox New Soldier。 先端が大型-ドライバーになっている栓抜きはライナーロックで固定でき、これがスキーの金具を調整したり、ブーツ底に付いた雪を掻き落したりと重宝する。 他はあまり使わないので、小型のバール状ツールの携帯でも足りるのではあるが、ポケットに入れやすく生地を傷めず、スキーで転倒しても不安の少ない折畳みナイフの方が安心だ。 バックカントリーでの非常用として、New Soldierの鋸は、シェルターの支柱や添え木、代用ストックの作成、薪の確保に使える。 錐も何かと便利だ。 厚い手袋を嵌めたままではメインブレードを片手で操作することは難しいが、サムホールのおかげで手袋でも刃を起すことはできる(ライナーロックなので閉じるのは難しい)。 雪で滑りやすい中で、ハンドルに使用された滑り止め素材もありがたい。 スイス軍のライフルはモンテローザの山頂でも撃てる性能が要求されていると聞いたが、ナイフの方もかなりのものである。
by rwalker
| 2010-02-16 00:51
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