コンパスあれこれ

屋外での行動で地図とコンパスは1セットで考えるべきである。
どちらか一つだけでは本来の機能を果たすことは難しい。

が、とりあえず今まで使用したコンパスの紹介。

プレート型(クルーザー、シルバ型)
長方形の透明プラスチック板に、コンパスがマウントされている。
地図上での使用に優れる。
対象物の方位角は大雑把にしかわからないが、人力で移動する状況では必要にして充分である(鏡やプリズムで、より正確な測位が可能なモデルもある)

スントM-3
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オーソドックスであるが、べゼル裏のネジを調節して、目盛とコンパス部の平行線の角度を調整できる。(磁北偏移の調整)
そのことにより、地図にある縦のグリッドをそのまま使用できる。高緯度地帯では便利。

レクタ
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大きなレンズが特徴のモデル。
カヤックのデッキコードに挟んで固定しやすい。地図に置くと、そのまま焦点が合い拡大されるので、地図の細かい部分まで見やすい。
20度まで傾いても北を指す、ターボ針?なので高緯度や揺れの大きい船上でも使いやすい。
かさ張るので、登山には不向き。

シルバNo3
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最もオーソドックスなコンパス。
余計な機能が無いので使いやすく、軽量。
レンズを省いた、No7というモデルもある。
普通に使うならコレが一番良い。安いし。


リストコンパス
腕時計のように手首に付ける。
主にダイバー用だが、バックパッキング用のモデルもある。
時計のベルトに付けるモデルはオモチャなので、それなりでしかない。

スントM9
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側面がプリズムになっているので、真横から文字盤が読める。
サイトも付いているので、対象物を見ながら方位角を読めるので使いやすい。
視野が広く取れるので素早く読むことが出来る、へたなサイティングコンパスよりも使いやすい。
プレートコンパスと併用すると、ナヴィゲーションが非常に楽である。
リストコンパスだが、ストラップをはずして紐で吊ったほうが使いやすい。
細かいナヴィをしないなら、コレ一つの方が良い。(細かい測位も可)
今まで二つ買ったのだが、いずれも無くしてしまった。どこに行ったのだろう?
もう一つ買おうと思う。


レンザティックコンパス
米軍や自衛隊で使用されているコンパス。
サイティングコンパスの一種で、対象物の方位角を測りやすい。
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アルミボディなので丈夫、だが重い。
サイティングはしやすい、対象をとらえたらレンズを倒し針を固定すれば、読み取りが楽。
オイルを使用していないので、極低温や低圧下でも確実に作動する。
その反面、開口部があるので漏水、粉塵に弱い。
トリチウムにより、暗夜でも使えるが一般の使用では不必要。

昔、海兵隊のキャンプ内でオリエンテーリングに参加した事があるが、皆プレートコンパスを使っていた。
サイティングの機能も、民生用で優秀なのがあるので、レンザティックコンパスは時代遅れかもしれない。
こだわるなら、M2かシルバのプリズムコンパスの方が良いが、値段が高すぎる。


 
ボタンコンパス
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非常用のコンパス。
サバイバルキットに収めることができる。
サイズが小さいので、南北しかわからないが非常用としては充分。
100円で買えるものも、トリチウムの入ったSAS用も大して差は無いが、ブランド品の方が狂いは少ないと思われる。



私の場合
長期の旅では、スントのM3とM9、シルバのNo3を使用した。
3つ持つのは、2つだとコンパスが狂った場合に、どれが狂ったか解らなくなるため。
現在位置の確認にM9で測位し、M3で進行方向を定める。
磁北偏差を調整したM3だと、地図上で求めた方位角をそのまま使用できるので便利だった。
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by rwalker | 2006-09-17 00:34 | ナビ
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