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選考漏れ

先日の「ベスト3」、今日になってから洩れに気づいた。
一応今年手に入れたもの。

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パタゴニアのマイクロパフプルオーバー2006年モデル。
最近、不安なほど薄くなり、冗談じゃないかと思うほど軽くなっていたので、欲しいとは思っていたが中々買えずにいた。
今シーズンのモデルは、やはり生地の強度への心配があったのか、肩のあたりの生地を厚くし少し重くなっていた。
どうせ行動中に着るとしたら、悪天だろうからシェルの下だし、殆ど寝巻きとしてしか使用しないので、前のモデルの方が良かった。
丁度、寒くなる前にオークションに先シーズンモデルが出ていたので即購入。

最初のパフボールを持っているが、ロフトが全然違う。
10年以上たっているので当たり前だが、ここまで来ると薄手ならダウンよりも水に強い分、化繊フィルのほうが有利である。
これでフードがあれば、寝袋がいらなくなるのだが、マイクロパフのシリーズでフード付だと、アウターとしての使用を考えているのか重い。
このクラスでフード付だと、BMWのCocoon UL 60 Hoodyくらいだが、値段がこなれないのでちょっと高い。
まぁ、マイクロパフの定価よりは安いが・・
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付属のスタッフバッグに収めたところ、コンパクトなシュラフぐらいのサイズはあるが、圧縮するとこの半分くらいになる。
袋に入れず、バックパックの隙間に押し込んでいけばパッキングも楽だが、生地が薄いのでちょっと不安である。
寝袋に入れて一緒に丸める、これでもコンパクトにはなるが、行動中に出せなくなる(出すことも無いけど)。


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DARN TOUGHのスキー用フルクッションソックス。
今まで、作業用の裏シルクから、ブリッジデール、パタゴニア(靴下は良くない)、スカルパにスマートウールと色々履いてきたが、これが最高、ベストである。
雪が降り始めてからなので、ある程度寒い時限定だが、今までに無い履き心地だ。
スマートウールに近い感じだが、もう少し生地が硬め、しっかりした感触がする。
かといってクッション性に劣るわけでも、ゴワゴワするわけでもない。
硬さは好みの問題かもしれない。
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左は裏返したもの。
フラットシームで縫い目があたることも無い。

一日中雨の中を歩き回り、ゴアを使用した靴を履いていても内部が湿る状況でも、さほど濡れた感触は無く快適だった。
ただストレッチ性は少ないので、サイズの選択は重要である。
パッケージの裏には、アンビルの上に乗せた靴下をヤットコで掴み、ハンマーを振り上げたおっさんの絵がある。
「鍛えた」ほどタフだということだろうが、充分に納得出来る物であることは確かだ。
残念なのは、取り扱ってる店が少ないので、買い物のついでに注文、がなかなか出来ないことだけである。


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SILVAのコンパス、No54.
エクスペディション4の豪華版で、プリズムが仕込んであり、サイドから除くと目盛りが読めるサイティングコンパスである。
読み取りの精度はとても高く、ある程度の誤差があるであろう磁気コンパスには不必要なほどである。
それでも充分な精度で、ランドマークが見える状況なら、これとグリッドか磁北線を引いた地図、プロトラクターがあれば、一昔前のGPS並みのナビが可能である。

タバコの箱が乗っているのは、わざとである。
ベゼルの数字から察してください。



道具じゃないけど・・
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「COMBAT AND SURVIVAL]全28巻。
日本語に訳されているミリタリーサバイバルの中では、まだ良いほうの「サバイバルスキルズ」の元ネタの初期を纏めた、ハードカバーのシリーズ。
普通のアウトドア活動に使える情報はさほど無く、情報も古い(80年代後半)のではあるが、資料としては優秀である。
一部、執筆者の主観が入った評価もあるので、その辺は注意が必要だが、面白い本である。
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イラストも味わい深い。
上は、べトコンのトンネルの模式図だが、子供の頃読んだ図鑑に載っていた蟻の巣のイラストを思わせる。

10何年か前、BQかUSCAVの荷物と一緒に広告が入っていたと思う。
当時は全然買う気はなかったが、オークションで安く出ていたので落札。
10分の1以下の値段だったが、送料が本体価格の10倍くらいかかってしまった。


買ったけど、まだ使っていないもの。
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GUYOT DESIGNの食器、MicroBites。
前からあった、The Utensilsの小型版である。
先割れスプーンと、スパチュラ兼ナイフのセットで、結構良い出来だ。
普通に考えると、バックパッキングでナイフとフォークなんて使う料理はあまりしないので、スポークだけで充分に思える。
しかし、このナイフはスパチュラにもなる。
パンケーキを焼いたり、粉末卵のオムレツには良いだろう。
そして、この形状はスクレーパーになるようにも作られている。
用途は、お菓子作りによく使うゴムへらと同様、容器にこびりつく粘度の高い食物をこそげとるため。
私をはじめ日本人は、ラーメンやアルファ米など食器があまり汚れないものを良く食べるが、欧米だとチリやマカロニチーズ、粉ものなど、べたべたしたものを食べることも多い。
ペーパーでふき取ると無駄が多いしゴミが増える、湯を注いでも接地面の少ないスプーンではこそげるのが面倒、から来たデザインだろう。
茶碗に湯を注いだ後の沢庵、のようななものである。

まだ使ってはいないが、便利だとは思う。
その内面倒になって、スポークだけ持つようになるかも知れないが・・

次の山行では、本のほかは全て持っていく予定。
by rwalker | 2007-12-20 01:02
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