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キャムピングの仕方と其場所

キャムピングの仕方と其の場所
著者 鉄道省(鉄道省東京鉄道局運輸課:茂木愼雄氏)
大正十五年六月五日発行
昭和二年七月十日七版
定価壱円三拾銭

実に83年前に出版されたアウトドア本。
日本で初めてオートキャンプを紹介した本だとも言う。

冒頭
「キャムピングは人間が森林の裡でヤマユリの花を採つたり、ハチミツを集めたり、ミソサザイを友としたり、カモシカを侶としたりしてゐた時代への憧憬の発露なのであります。
 キャムピングは人間が新緑に囲まれた渓流でイワナ釣つたり、丘の傍でウサギを逐つたり、廣い野原でウシやヒツジを放つて暮らした平和な過去への憧憬なのであります」

WW1、大正デモクラシー、関東大震災を経て、きなくさい昭和に向かう時期であることを考えると感慨深いものがある。
全文に通ずるが、こちらの感に訴え鼓舞するような書き方が顕著である。
所謂「アウトドア」が輸入された70年代から80年代の本にも似たようなところがあった。
「森林に関する知識」や「捜跡判路」という言葉に「ウッドクラフト」「パスファインディング」と横文字のルビを振るような感覚も近いように思う。

最初の章に、E・T・シートンの文が引用されているが、恐らく「The Birch Bark Roll」か「Woodcraft and Indian lore」からだろうと思う。
以後の章でも、シートン、Horace Kephart、Nessmukの本からの引用が多く見られ、それらの本のダイジェスト版的な読み方もできる。
おかげで、メートル法やインチ、ヤード、ポンド、尺貫法が混交で、すこぶるわかりにくかったりするが。

次章「天幕について」は、帝国陸軍の携帯天幕とNessmukのテント以外は、殆どHorace Kephartの「CAMPING AND WOODCRAFT」からだった。。
陸軍の携帯天幕は、1.5m四方の綿麻混紡布で、四隅にハトメガ付き、四辺にはボタンとボタン穴があり連結して使用できる。
個人用から十数人収容可能な大型のものまで作れ、状況に応じて変化できる柔軟性に富んだ張りかたができた。
スイス軍やベルギー軍も同様のものを使用していた。
この本にもイラスト入りで張りかたが紹介されているが、旧軍の教範や、イギリスで出版された「COMBAT AND SURVIVAL」の25巻が詳しい(こちらは菱形だが)。
移動キャンプ用に良いとされている、シングルウォールのピラミッド、ハーフピラミッドなどが2.3人用で2kg以下なので、そう重いものでもない。
昔は重いものばかりと言うイメージがあったが、そうでもないらしい。

天幕の作り方もある。
「天幕は決して借りるものではない。自分の個性、趣味、用途、目的地等に適応したものを自ら裁ち自ら縫ふて作るが良い。」とある。
これはRAY-WAYにも通じる部分だと思った。
ハイキングの章にも、荷物の重量が20ポンド(最軽でだが)くらいともあったので、かなり近い。
肝心の作り方は、英国山岳会推奨登山用テントとロイステントである。
前者はサイドウォールのついたツェルトのような感じで、底が六呎の四呎、高さは三呎九吋、重量は三封度半を超えないそうである。
後者はKephartの本からそのままだった。

服装の章にあった「下帯(ルビはペシニュ) 幅五寸、長二尺の布の一端に二本の紐をつけたもの」は、少々幅が狭すぎると思う。
当時の流行りかなんかだったのだろうか?

個人的携帯品の章。
「文房具類 (中略)表に文房具類と書いて置けば紛失を防ぐ為にもよく探す時にも便利である。」
「化粧品類 (中略)表に化粧品類と書いておくがよい。」
「修繕用具 (中略)表に修繕用品とかいて置け。」
書いている途中で面倒になったのか、三段オチなのかよくわからないが面白い。

野外料理の章では、食パンについて「一週間分位持つていても別段悪くなる心配もないから極めてキャムパーの携帯向であるが、日本人は平生米食をやつている関係上すぐパン食に飽いて終ふので何ともならない。パン食論者は何と言はうとも一般が炊立ての飯の味に舌鼓をうつ間は野外料理法の中から飯の焚方を省略する訳にはいかないと思ふ。」とあり、なんらパンについての説明が無く、炊飯法の導入部になっているだけだった。
他の部分では横文字を使い、海外の本そのままが多かったのだが、食べ物はそうはいかないようだ。
「日本人が本気で怒るのは食い物に関するとき」とも言われるが、昔から食事にはうるさい国民だったようだ。

ハイキングの章も興味深い内容だった。
「歩き方―腰を振るようにして歩くのがよい。(中略)足先は真直に前方を指すか、少し内側に向けた方がよい。郵便運送人の歩き振をみるとたいていそうした風に歩いてゐる。此方の一歩は普通の一歩より一吋以上歩武が伸びる。亜米利加印度人も同じ歩き方をしてゐる。」
所謂「ナンバ歩」や「インディアンスライド」である。
大正の頃には、学校教育と徴兵で同側歩法は廃れていたと思っていたのだが、郵便配達のように歩くのが商売では残っていたようだ。
インディアンスライドは、以前某掲示板で浅利義遠氏が、昔の少年マガジンのグラビア特集で読んだと書き込んでいたので、それが最初だと思っていたのだが、既に大正時代に紹介されていたとは驚きである。


色々と参考になる部分も多く、たいへんに面白い本だが明らかな間違いもあった。
方位決定にある「年輪―北側のほうが明白に大きい(年輪と年輪の間の廣い事」とあるが、全くの逆である。
レオナルド・ダヴィンチにより説明がなされ、紐育森林委員会の調査でそれが裏書されたとあるが前提が逆だ。
それに、年輪は方位による日照以外にも、傾斜などの立地条件でも変わるので全く当てにならない。
距離の測定では、「音波の速度は一秒間約四十米」とあり、桁が足りない。
秒速四十米だと新幹線よりも遅い。


現在、マニュアルとしては疑問だが、啓蒙書として優れた本だと思う。
文体に暖か味があり、面白い。
便利な道具に慣れきっていると、気付かされる部分も多い良書である。
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by rwalker | 2009-09-16 00:20 |

THE TWO KILOGRAM SURVIVAL KIT FIELD MANUAL

カナダ、アルバータ州の北部でサバイバル技術を教えているM・KOCHANSKIのポケットブックシリーズの一冊、「THE TWO KILOGRAM SURVIVAL KIT FIELD MANUAL」の内容。
私の訳はかなり大雑把なので、覚え書き程度である。

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北部森林地帯でのベーシックサバイバル

「常に備えよ」
以下のものを身につけること。
1、悪天候に備えた服装。
2、防水容器に入れたマッチ、またはその他の発火器具。
3、鋭利で使いやすいナイフ。
4、ファーストエイドキットとシグナルミラー。(ここでの鏡は信号用よりも、顔面の傷を手当てしたり、目に入った異物を取り除く為、ファーストエイドキットに入れる事を薦めていると思う)


「基本となるキット(2kg)」
1、容器
鍋として使用する。食用油の缶が良い、または白ガスの缶でも使えるが、念入りに洗浄すること。
縁に穴を開け、より合わせた針金を通して取っ手にする。
必要となるまでは取っ手を付けないこと。
(注:おそらく収納性から角型の缶。しかし、飯盒でも良いと思う)

2、ナイフ
スウェーデンのMORAが良い。
刃渡りは10cm前後、ハンドルサイズは使用者の手に合うもの。
(注:MORAのナイフは安価な割りに使いやすく優秀なナイフである。が、著者が他の本で紹介しているバトンとナイフメソッドではハンドルが壊れやすいので、もっと丈夫なナイフのほうが良いと思う。私はONTARIOのRAT3、FALKNIVENのH1などを使用している)

3、手斧
450~500gのもので、刃をカミソリのように研いでおく。
刃の部分はダクトテープでカバーする。
柄を取り外し、ビットだけ持ち歩いても良い。
(輸入品なら各ブランドのハチェット、国産なら枝うち用など林業用の手斧が使いやすい。ホー無センターなどで売っている千吉アッキスは1000円程度と安価だが充分である。少し重いが)

4、ノコギリ
ノコギリのコンポーネントは、
ⅰ)弓ノコの刃、90cm長と小さなボルトとナットを二組。   
ⅱ)伸びない丈夫な紐を、ノコギリの刃の十倍の長さ。  
ⅲ)4cmの釘を4本。
(注:この手の弓ノコはカナダやアメリカではポピュラーで、刃だけを持ち、フレームを現地調達するための装備である。 しかし我国ではあまり見ないものなので、ゴムボーイなどの折畳みノコか、その替え刃と木ネジでも良いと思う。 私はガイド時代にゴムボーイを携帯したが、非常に有効であった)

5、スノーシュー
夏場や雪が深くない環境では必要無い。オプション装備。
ⅰ)ランプの芯(コットンの平紐、ナイロンウエブでも良い)を4m。ビンディングに使う。ゴムバンドでも使える。 
ⅱ)45kgテストのナイロン紐かパラコードを10m。 
ⅲ)屋根板用の釘を50本。

6、パックフレーム
背負子を作る為のコンポーネント。
ⅰ)ショルダーストラップ用のナイロンウエブなどを1,5m。 
ⅱ)45kgテストのナイロン紐を3本。 フレーム同士を縛り合わせるため。 
ⅲ)2,5mmのナイロン紐を10m。荷物をフレームに縛り付けるため。 
ⅳ)屋根用の釘を3本。フレームを組み合わせるため。 (全ての紐はパラコードでも良い)
(注:パラコードなどの紐が充分にあれば、ストラップも編めるし他の用途にも使える。3cm幅で1.5m長のストラップを編むには、約20m必要。パラコードなら外皮でストラップを編み、芯を別に使うこともできる)

7、シェルター
保温性に優れた「スーパーシェルター」構築の為のコンポーネント。
ⅰ)クリアポリエチレン
透明なビニールシート、比較的重いので薄い物が良い。
厚い物は丈夫だが、重くかさ張る。

ⅱ)マイラーシート
いわゆるサバイバルブランケット。
全ての鏡常のものは赤外線や光を反射する、シェルターの前に雪や池があるように設営すれば効果的にシェルターを温められる(日光を反射して)、同様にこの手のシートをシェルター内に使用すれば、赤外線を反射してシェルターを暖かく保てる。
「サバイバルブランケット」には二種類ある。
マイラーシートのように薄く軽い物、厚手で四隅にハトメのあるものである。
後者は非常に丈夫であるが、かさ張るし高いのであまり良くない。
マイラーシートも丈夫ではあるが、とがった物などで穴が開いたり裂ける事があるので、扱いには注意すること。
あらかじめ四隅をテープで補強しておいて、紐をつけた安全ピンを使うと良い。
(2ページに渡って記載されているが、適当に纏めた)

ⅲ)ナイロンシート
通気性を保ちつつ風を防ぐ為、ノンコーティングのパラシュート生地が良い。
(注、軽くコンパクトになる布なら何でも良いと思うが、ツェルトが使いやすいと思う。 通気性が重要なので、ノンコーティングであることは必須である)


8、発火器具
メタルマッチ(1000回から4000回の着火可能)
ロウソクはシェルターの暖房や照明になる。火起しにも良い。

9、食料を得る為の装備
ⅰ)22ゲージの罠用針金。
ⅱ)スリングショット用に、レザーポーチとゴムチューブ。
ⅲ)釣り針を各サイズ、計12個。 ハリスを2本。 錘を12個。 テグスを30m。
ⅳ)余裕があればOXOキューブ(固形ブイヨン)のパックをいくつか。
(注:くくり罠用の針金は、真鍮製がしなやかで使いやすい。トムソンのセルフロック付きも良いが、高価だしサイズを揃えるのは面倒である。 ハリス(Leader)はフライ用かも知れない。釣り糸は専用でも良いが、丈夫な糸、デンタルフロスでも代用できる。錘は板錘が良いと思う。 スリングショットは練習が必要である)

10、信号用
シグナルミラーと信号弾(オプション)。
(注:国内では信号弾の入手は難しいので、発炎、発煙筒が良いかもしれない。 笛も加えると良い)

11、ゴミ袋
大型のゴミ袋を二枚。
キットの防水や、水の運搬など多用途に使える。
(注:カナダならLeaf Bag、庭の落ち葉用の袋が使いやすい。日本でも、たまにDIYショップで見かける。 コフランやBCBのサバイバルバッグも良いが、高価である)



「スーパーシェルター」
スーパーシェルターのコンセプトは、エスキモーのスノーハウスのように暖かい空気を逃さないことと、焚き火による暖房の組み合わせである。
このシェルターは氷点下でも、寝袋無しで過ごせるし、一人用に必要な装備は1kg以下でパーカのポケットに収める事もできる。

五つの要素
1、風船構造
風船のように暖かい空気を閉じ込める。ヒートロスはおおむね対流によるものである。
シェルター上部に穴があると、煙突のように暖かい空気が逃げ出す。

2、反射する天井
マイラーシートを使った天井は、焚き火の熱を効果的に反射する。

3、窓
クリアポリエチレンにより、炎から放射する熱を通し、火花や煙がシェルターに入る事を防ぐ。
暖かい空気が逃げる事も防ぐ。

4、換気
サイドは通気性の有るナイロンなので、充分な換気がなされ、湿気もこもらない。

5、高いベッド
可能なら、イスぐらいの高さにベッドを作る。
地面からの断熱と詰めたい空気に触れることを防ぐ為である。
床に寝ることは避ける。


「スーパーシェルターの使用」
1、温暖な状況
10℃程度なら、体温だけで充分に暖かい。天井が低ければより効果的である。
シェルターの外部に保温材をつけて、内部の人数が多ければ-5℃でも暖かい。

2、ロウソクを使う
ローソクや温めた石は、体温よりも効果的な暖房になる。
ローソクの熱は150wの白熱球や、1箱のキッチンマッチに匹敵する。

3、焚き火による暖房
-5℃を下回れば焚き火が必要である。
このシェルターは暖かい空気が逃げないので、火は小さくとも良い。
小さな火なら燃料も少なくてすみ、斧やノコギリが無くとも燃料を得るのは容易である。
大人数も効果的に暖かく過ごせ、煙の多い燃料でも問題は無い。

4、体の向き
人数が多ければ、頭かつま先が火にむくようにする。
一人用のシェルターだと、フロントオープンでは熱を受ける面積が狭いので、サイドオープンの方が良い。特に-25度を下回る場合には。
屋根の高さは、内部で座れるように、焚き火の熱を効果的に反射するような高さにする。


「スーパーシェルターの構築」
シェルターを構築する場合、通常はベッドから作るが、雨や雪の時は屋根から作る。
ベッドは丸太で枠を作り、指くらいの太さの枝を敷き詰め、その上を小枝や木の葉枯れ草で覆う。
フレームは柔軟性の有る素材でアーチ状に作るのが最も簡単である。
フレームの端は地面に差し込むが、ベッドの枠で支えても良い。

フレームの上にマイラーシートを被せ、その上部と前面をクリアポリエチレンで覆う。
その上にナイロンを被せる(前面は除く)
シートの裾を丸太や踏み固めた雪で固定する。

#本の内容引用はここまで。

以降はシェルターのフレーム例、雪上での焚き火、スノーシューやパックフレームの作成法が続く。

以上から、私がアレンジしたキット内容は、
雨具上下と防寒着、ジップロックに入れたマッチとライター、刃長4インチくらいの丈夫なナイフ、ファーストエイドキット。
と、
飯盒か鍋(2L前後の容量でベイルハンドル)、手斧とノコギリか二丁差しの鉈、パラコード30m、マイラーシート、ビニールシート2m×2m、ツェルト、メタルマッチ、固形燃料、ロウソク、真鍮の針金を一巻、釣り針と糸、固形ブイヨン、鏡、笛、大判のビニール袋など。


これとは別に食料を持つなら、飴やチョコレート、ソーセージなどそのまま食べられる物。
小麦粉、食用油、砂糖またはハチミツ、塩など応用の利く物。
茶やコーヒーなどの嗜好品があげられる。


[補足]
主に寒冷地で過ごす為のキット、小型飛行機に用意することも薦めている。
スーパーシェルターの説明が主眼のマニュアルで、その他のことは他のマニュアルに載っている。ポケットブックなら「BASIC WILDERNES SURVIVAL」が二冊、「TOOLS OF  SURVIVAL AND TRAINING」「SURVIVAL KIT IDEA」などがある。(これは、www.karamat.comかT・E・Elpelのところで買える)
一般に販売されている本では「BUSHCRAFT」があるが、これにはスーパーシェルターは載っていない。各道具の使用法、火起し、シェルターなど、イラストが豊富で読みやすい本である。


冒頭でも書いたが、このマニュアルの著者はサバイバル技術のインストラクターで、北部でのモダンサバイバルでは最高の教官と言われている。
私は講習を受けた事は無いが、知人が何人か受けていて評判はとても良い。
何年か前に引退の噂と、新しい本を出版するという話を聞いたが、両方ともまだのようである。
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by rwalker | 2007-01-11 21:30 |

The Equipment Cheklist

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T・E・Elpelのサバイバルマニュアルを購入した。
まだ斜め読みしただけだが、巻末のチェックリストを参考までに。

[ウルトラライト(夏季)]

タイヤサンダル(自作)、モカシン(自作)、Tシャツ、短パン、ベルト。
ハンドドリル、Bicライター、タープ、ポンチョ、ゴミ袋(特大)。
ステンレスの鍋又は空き缶、箸。
米、小麦粉、ミックスナッツ、重曹。
ハンカチ、アーミーナイフ、櫛、歯ブラシ。


[ミディアムウエィト(夏季)]

上記に加え、
バックパックか背負子。
ジーンズ、フランネルかバックスキンのシャツ、フード付きスゥェット、靴下。
火打石と火打鉄、ボウドリル、水筒、ゴールドパン(差金採取用の鉄で出来た大きな皿)。
スプーン、食用油、ブラウンシュガー。



[春又は秋]

上記に加え(服装は若干変わる、カポートなど防寒犠が加わる)
ビニール袋(靴下にかぶせる)、手袋、毛布。



[冬季]

さらに上記に加え(服装)
ウールパンツ又は、スウェットパンツ二枚重ね。
ウールの手袋、ウールスカーフ、ウールハット、ソレルブーツ又は自作フェルトブーツ。



[オプション]

救急用品、日よけ帽子、鏡、ライト、カメラ、フィッシングライセンス、地図、大型ナイフ、本、紙とペンを、必要に応じ持参



[その他食料]

レンズ豆、豆(生、乾燥、フレークなど)、ブイヨン、インスタントラーメン、ホットシリアル、粉ミルク。



雑感:状況に合わせて変化させる為に細かいリストでは無いが、最低限必要なものは網羅されている。
焚き火を想定しているのでストーブは入っていない、アルコールストーブやエスビットなどを加えた方が良いだろう。小枝などを燃やすとしても缶や金属の皿をを使ったほうが良い。
救急用品と雨具も必要だと思う。
それ以外でこのリストに無いものを持って行きたくなったら、(必要ないかもしれないので)もう一度検討したほうが良いだろう。
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by rwalker | 2006-04-17 20:53 |

参考図書:アウトドア、サバイバル関連

「遊歩大全」 コリン・フレッチャー
言わずと知れたバックパッカーのバイブル。原本は「Complete Walker」現在、第四版。
日本語には、第二版が訳されている。30年ほど前なので、道具の記述は古いかも知れないが、非常に有益かつ実践的情報の宝庫。絶版なので入手は難しいが、一読をお勧めする。

「禅ヒッピー」 J・ケルアック
ビート詩人ケルアックの小説。
彼を初めとするビートニクス、モデルとなったゲーリー・スナイダーあってこそ、バックパッキング文化が誕生した。
作中に登場する缶詰、ワイン、「素晴らしく力の出るスープ」は美味そうである。
「ヤビアム」も経験してみたいものだ。

「SASサバイバルマニュアル」 J・ワイズマン
マニュアルとして、かなり良く出来ていて読みやすい。
デイビスの本の方が好きだが、こちらの方が絵が多い。

「ルナゲートの彼方」 R・A・ハインライン
SF小説
「何故、SF?」と、思われる方も多いだろう。
この世界では、どんなところにでも行ける「ゲート」が開発されているので、惑星開拓ブーム。
宇宙での仕事をしたければ(弁護士)でも、サバイバル課程が必修。
主人公のロッド・ウォーカー(高校生)は、サバイバルテストでのトラブルで、同級生、他校の学生とともに未開の惑星に取り残される。
装備選択の指針、哲学など、その辺のマニュアル読むよりも有用。
ちなみに、私のHNはこの本から。

「NORTHERN BUSH CRAHT」 M・Kochanski
著者は、北部でのサバイバルインストラクターではベスト、と言われている。
ナイフ、斧、鋸の使用法が主であるが、野外生活技術のマニュアルとして優秀。
スクールで出している「ミニブック」も、合わせて読みたいが、アマゾンでは買えない。
彼の所属するスクール、もしくはT・Elpelの所で買える。

「Outdoor Survival Skills」 L・D・Olsen
サバイバル、アメリカ西の横綱の著書。
原始技術協会の創設者で、BOSSも彼が元である。
基本をしっかり押さえている。
原始技術の入門書として最適。
さいとうたかをの「サバイバル」で、主人公が水底から拾い上げ手本にするのが、この本。

「フィールド モノ 講座」 平山隆一
モノだけでなく、小技も参考になる。
日本人が書いた本のなかでは、よく出来ている。
現在も「GUN」で連載中。

「父と息子の教科書」 斎藤令介
アウトドアのマニュアルで、一冊選ぶならこの本。
狩猟、銃、釣りなどに多くのページを割いてはいるが、実践的な事のみで、磨きぬかれた美しさを感じる。
近年出版された「田舎暮らしの教科書」も良い。

「愛に時間を」 R・A・ハインライン
またSF.
他の星での開拓のシーンがあり、装備リストがある。
西部開拓時代のものと同様であるが、必要なものは全て入っている、代用可または現地調達可のものは入れない、理念がはっきりしている。
それは、著者の他の本にも通じていて、宇宙旅行も登山の延長のようである。
二章を割いている「覚え書き」は、生き延びる為の哲学が随所に現れる。
この覚え書きだけを編集して、挿絵を入れた本があるが、美しい本だった。欲しい・・

「THE PRAIRIE TRAVELER」 Randolph B Marcy
西部開拓時代の米軍大尉の本。
装備、水の探し方、ナビゲーション、インディアンとの戦闘など、時代のニーズに合わせたマニュアル。
斜め読みしかしてないが、面白い。

「スカウティング フォア ボーイズ」 B・パウェル
BS運動の創始者の著書。
この本があって運動が産まれた、歴史的書物。
シートンの「ウッドクラフト」からの転記が多く、クレームつけられて後に和解。
技術的にも面白い部分が多い。
私のアウトドアへの傾向は、ここから始まった。



手元に本が無い為不備な点はあるかと思います。
他にも、良い本はあるのですが、とりあえず思いついたのを・・

あ~、今日も酔った^^
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by rwalker | 2006-04-03 01:03 |