カテゴリ:衣類( 12 )

MEC Expedition Stretch Vest

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ポーラーテックのPower Dry製ベスト。
軽くて温かく、すこぶる良い。

この前の冬は、仕事で週に3~5日雪山で過ごしていたのだが、このベストがとても重宝した。
降雪時での行動はアウターシェルが必要で、その下がベースレイヤー一枚だとちょっと寒い、長袖の薄手フリースを着ると暑い、と言うことがあるが、ベースレイヤーの上にこのベストを重ねると丁度良い。
そこそこの保温性で腹は冷えないし、腕の動きも楽である。
下が丸首でも良い為、特に冬用にジップネックの肌着を買う必要が無い。
薄手の長袖丸首のベースレイヤーがあれば、ベストとの組み合わせで冬でも使えて経済的である。
寒いときは、ベースを二枚重ねにすれば良い。

と、冬場に活躍したベストだが、今の時期もちょっと肌寒い時などに便利である。
ここ数日肌寒い日があったのだが、Tシャツの上にベストを着て丁度良かった。

しかし、欠点が一つある。
首が細い。
私の首が太いだけかも知れないが、ジッパーを上まで閉めるとちょっと苦しい。
1サイズ上も買ってみようと思う。
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by rwalker | 2009-07-23 23:56 | 衣類

メリノウールの肌着

メリノウールの製品を使いはじめてほぼ一年が経った。
極端な状況での使用はまだ無いが、概ね満足出来るモノだった。
勿論、化繊に比べての欠点も幾つか有る(強度、速乾性)。

以下、各製品の感想。

Arc`teryx RHO LTW Top
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中厚地のジップアップ長袖。
左胸のポケットが特徴的。
比較的タイトでフィット感が良いが、時々タイトすぎるように感じることもある。
肌触りが良く、保温力は充分で、数日着用しても性能の低下は少なく、匂いもさほど無い。
ただ、厚みのある生地なので乾きにくい。
また、保温力が高いので春以降は単体でも昼間は暑すぎた。
ポケットの部分が蒸れやすく、乾きにくい。当然、中に入れたものは汗で濡れる。
寒い時期には良いが、汎用性が無いのであまりお勧めでは無い。
値段も高すぎである。


TAD Gear Regulator Base Layers
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上のArc`teryx RHO LTW Topと似た感じだが、若干ゆったり気味で、襟は若干低く太め、ポケットは縫い付け、袖口にはサムホールが付いている。
生地の厚さはほぼ同じだが、乾きが早いような気もする。
こちらはまだ山登りではあまり使わず、主にスキー(スキー場)で十数日着ただけだからかも知れない(それでも講習では汗だくだったが)。
袖はサムホールに親指を入れて掌まで覆えるように長め、サムホールは無くても困らないが、あっても大して邪魔では無い。
ポケットはArcと同じく内容物は汗で濡れてしまうが、本体と同じ生地を使用している為か若干蒸れにくい。
値段も比較的安く、お勧めの製品だが、残念ながら廃盤。
復活を願う。


Icebreaker Superfine / 190 Tech T(半袖、長袖)
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上二つの半分強と薄めの生地でできたTシャツ。
デザインも普通のTシャツと同じくゆったりしている。
普通のTシャツと同じなので、山の行き帰りで着るのに良かった。
普段着としても良い。
薄く保温力は低いが、寒ければ重ね着すれば良いだけなので問題は無かった。
また、乾きも早い。
盛夏の東京ではさすがに暑かったが、肌に密着しないので通気性が良く、汗だくで冷房の効いたところに入っても冷えにくいのが良かった。
しかし、薄い分腰が無く、特に長袖は濡れると袖が垂れ下がる感じがある。
強度も低く、気付かぬ内に鉤裂きや小さな穴が出来ていた。
Tシャツの割りに値段が高いのが難。


BPL Beartooth Merino Wool Hoody
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IcebreakerのTシャツと同じくらいの厚みで、フード付のジップアップ、袖口にはサムホール。
これもまだスキーで十数回着た程度だが、あまり印象は良くない。
肌着にフードがあるのは邪魔であるし、フードのおかげで首周りが太いために重ね着しにくい。
また、フードを被らないとジッパー部分が内側に曲がり、首に当たって不快である。
生地が薄いのでフードの保温力は大したことが無く、普通のジップアップとバラクラバの組合わせの方が使いやすく感じた。
袖もサムホールがある割には短く、サムホールを使うと袖が突っ張る。
これの真価が発揮されるとしたら、夏の北海道やカナダ、アラスカのように、佃煮にして売ったら一財産出来そうなほど蚊が居るところであろう。
常時フードを被っていれば、首筋の虫刺されはかなり防げる。

余談だが「Beartooth」とはアメリカンロッキーに属する山脈の名にあり、その名の通りギザギザした稜線が特徴的である。
新潮文庫から出ていた、P・フィンチの「死の雪山サバイバル」という小説の舞台でもある。
私は登っていないが、朝な夕なにBeartoothを眺めて1週間ほどキャンプ(氷点下でもテントに入れて貰えなかったが)をしたことが有り、実に懐かしい名前である。


下の肌着は、Icebreakerの猿股や、BPL Beartoothのショートタイツを履いているがイマイチまだ良くわからない。
BPL Beartoothは、紐が短すぎるので交換した方が良い。


いずれにせよ、メリノーウールは肌触りが良く、濡れても冷えにくいので、肌着の素材としては良いと思う。
乾きは遅いため、汗を大量に連続してかく場合には向かないかもしれないが、そういった場合は薄手のものにすることである程度の対応はできる。
ただ、強度は無いので、引っ掛かるようなものが多いところには向かない。
洗うときも、洗濯用の網袋を使用しないと、他の衣類やジッパーで裂けてしまう可能性がある。
虫食いもあるので、保管にも注意が必要である。
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by rwalker | 2009-01-29 20:00 | 衣類

ICEBUG DMG

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ソールにスタッドを配し、凍結路面でのグリップを売りにした靴。
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雪の乗った石や氷の上でも、通常のソールよりは噛む。
しかし、スパイク足袋ほどでは無い。
ある程度傾斜のある氷の上ではやはり滑るので、これを以ってアイゼンが不要になるとは言えない。
冬場、積雪量の少ない時期、地域では有効だろう。

このモデルはゲイター一体、防水透湿ライナーがあるので、水濡れには強い。
アッパーが水を含むため冷たさは感じるが、泥濘に埋まったり、浅い流れの渡渉でも足が濡れることは無かった。

雪、氷、通常路面がミックスした、比較的整備されたトレイルでは有効だと思われる。
地域によっては有効な期間が短いが、アイゼンを履くかどうか迷うような状況を埋めることができる。

とりあえず、本格的な積雪前に使う予定。
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by rwalker | 2008-11-12 01:39 | 衣類

Itasca Quiet Sneaker


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これはボウハンティング用のブーツで、ストーキングの際に足音を立てにくい様に、薄く柔らかなソールを持つ。
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グリップ力を重視したラグソールと違い、地面に対するダメージも少ない。
足裏の感覚も良好。
指先で踏ん張ることもできる。
アメリカのブランドの割りには足幅が広く甲高で、きつい感じがないのもありがたい。

地下足袋に近い感覚で履けるが、アッパーは厚いナイロンとスウェードで、足首の固定はしっかりしている。

一応「WATER PROOF」と有るが、試しに水に入ったらベロの付け根から浸水してきた。
完全防水は靴紐の下辺りまでのようである。

爪先や踵はソールと同じ素材でカバーされ、案外強い。
ぶつけてつま先を傷めることもなさそうだ。

底が薄くクッション性はあまり無いので、長距離の歩行には向かない。
付属のインソールは安っぽく、変えたほうが良い(私はモントレイルの靴に入っていたやつを入れた)。

岩場の少ない土の山道や、足先で下を探るような薮漕ぎには良いだろう。
中途半端とはいえ防水なので、ちょっと湿ったような所にも強い。

数日履いたらだいぶ足に馴染んできた。
ローカットのトレイルランニングシューズに比べれば、履き心地は良いとは言えないが、底が薄いので足裏の感覚が良く伝わる。
地下足袋を履きたいけど、足を痛めるのが心配な人にも良いと思う。
インソールを厚めの物に変え、踵部分にはもう一枚パッドを入れておくと良いだろう。
甲高なので充分余裕はある。
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by rwalker | 2008-10-16 18:08 | 衣類

MONTRAILの靴

以前はサロモンのRAID~だったが、ここ何年かMONTRAIL製品を良く履いている。
滑りにくいソール、通気性が良いアッパー、ホールド感も良く、セールを狙うと安く手に入るため。
ヴェロシティのラインは足型が小さめで、0.5~1くらいサイズアップする必要がある。

5月の奥秩父ではCTC Mid、この前の南アではHardRock Wideを履いた。

重量を比較してみた。

CTC Mid 10 488g
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HardRock Wide 9.5 408g
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CTC 9.5 394g
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HardRockが一番軽いと思っていたのだが、CTCの方が軽かった。
Wideで無ければもう少し軽いかも知れない。


ソール
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左から、HardRock Wide 9.5、CTC Mid 10、CTC 9.5。

HardRockは深く幅の有る溝のソールパターンで、良く土を噛み、排土性も高く、土や泥の路面に向くが、接地面が小さい性か岩場では少々滑る。
CTCは岩の上で滑りにくく、アウトソールも固いので狭い足場に立ちこむこともできるが、土が詰まることがあり、粘土や泥の路面だと滑りやすくなることがある。


つま先とかかと
CTC Mid 10
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HardRock Wide 9.5
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CTCの方は去年から履いているがダメージは無い。
HardRockは、この前の山行で履いただけだが、アウトソールつま先の部分が少し剥がれ、かかと部分も境の部分のミッドソールが傷み、画像ではわからないが数ミリの深さで剥離している。
ゴロタでの歩行で、石に垂直にこすり付けられたためだろう。


比較的整備され土の路面なら、HardRockは素晴らしい。
ソールは滑りにくく、脚の力をしっかりと地面に伝え、クッションも良く疲れにくい。
通気性が良く蒸れにくいので、暑い時でも快適である。
反面、岩場でのグリップには不満で、耐久性も頼りない。

CTCは、岩場の多いコースに良い。
濡れた岩でも滑りにくく(ソールに泥が詰まっていないこと)、ガードもしっかりしているので保護性も高く、耐久性もある。
だが、ソールが固いので、長距離の歩行だと足の裏が痛くなることもあり、平坦地での性能はHardRockに劣る。
Midはゴアが入っていることもあり通気性に劣り、その割りに完全防水では無いので、雨中を2、3時間も歩くと浸水する。

それぞれ、向き不向きがあるので、コースに合わせて使用する必要が有る。
しかし、履いた感じではCTCのMidはあまり意味が無いようなので(高さとゴア)、普通のCTCで充分だろう。

HardRockと同じソールのNamcheも持っていて、荷物が多いとき、足場が悪い時(岩の多いコースなど)に使用するつもりだったのだが、ソールがそのような状況に向かないように思えるので処分することにした。
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by rwalker | 2008-07-27 11:58 | 衣類

カッパ天国 透湿性

除草剤の散布で着用してみた。
気温23℃、無風~微風、快晴。
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下に着ているのは、綿の半袖スウェットシャツと綿混のパンツ。

薬剤を含めて20kgくらいの散布機を背負い、40分ほどの作業。
下に着ているものは汗でかなり濡れた。

カッパ天国を脱いで裏に触れてみると、直接皮膚に触れていた腕の部分と、背中の一部以外は殆ど濡れた感じがしない。
水分は、あらかた外部へ放出してしまったようだ。
大した透湿性である。

しかし、これは、湿度が低く、生地の外側が濡れていない状態でのことなので、雨天時では同じ性能は期待できない。
他の防水透湿素材と同程度には蒸れるだろう。


これはLサイズだが、私(171cm 71kg)には少し袖が短い、腕ぐりも狭く少しすれる感じがある。
今の時期は良いが、重ね着をするには1サイズ上が必要。
下も少々丈が短いが、長靴やスパッツを使うのであまり問題はない。 
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by rwalker | 2008-06-15 18:44 | 衣類

カッパ天国 マスター

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住友スリーエム製、農協で購入。
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カッパ天国を注文したのだが、届いたのは強化タイプの「マスター」だった。
相違点は「生地の強度をグーンとアップさせました」という事と、上衣のフロントジッパー外部にフラップを付けたところ。
重量を量ったら上下で342gだったので、従来品よりも100gほど重い。
パッケージの説明には、ポリエチレンの繊維をラミネート、とあるので、これが主な重量増加要因だろう。
フロントフラップは、水の浸入を防ぐことよりも、ジッパーに泥や農薬が付着して動きが悪くなることを防ぐためのもの。ベルクロやスナップの類は無い。

 
上下共にシンプルなデザインで、ポケットやスリット、前立てのジッパーなどは無い。
上の肩はラグラン、袖口には安っぽいベルクロがあり、手首を締める事ができる。
フードの縁にも紐が入っている。
パンツはかなり太めで、脚を屈伸させても生地が突っ張るようなことは無い。
こちらは、ウェストはゴム、裾はただの筒状で締めるようなギミックは無い。

生地は軽く、薄手の養生シートのような感じである。
裏側は薄手の不織布風。
かなりゴワゴワして、フードを被ると耳障りな音がある。

着心地はあまり良いとは言えないが、耐水圧や透湿性は充分だし、軽いので携帯しても負担になりにくいので、雨の心配が少ない時期に持つのが良さそうである。
強化版とはいえ、ザックとのスレに対する耐久性はちょっと疑問。
10cm四方の補修用テープが付属している。
ガムテープでも簡単に補修できそうなので、バラバラになっても、リペアキットで充分に直せそうではある。
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by rwalker | 2008-06-14 22:34 | 衣類

米軍 第三世代ECWCS Layer4 Windshirt by PTAGONIA

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米軍が2005年から使用を始めた、第三世代の拡張式寒冷地被服システム(Extended Cold Weather Clothing System)の内、Layer IVのウインドシャツ(ジャケット)。
納入ブランドはパタゴニア、重量はMサイズが364g(実測)。
民生用のソフトシェルジャケットをベースに、両胸にネームタグ用のベルクロ、両袖にポケットを追加してある。
柄は新型の迷彩パターンであるACU迷彩

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両袖のポケットはけっこう大きく、ギリギリ文庫本が入るサイズ(高さが少し足りない)。
ユニフォームのACUや海兵隊の新型戦闘服もそうだが、旧来のBDUジャケットにあった腰ポケットが排され、両胸と両袖で4ポケになっている。
これは、ボディアーマーやタクティカルベストなどを着用していてもポケットを使えるようにする為。
しかし、大型ポケットといっても両袖に重いものを入れると邪魔なので、精々メモ帳や地図、コンパスに留めて置いたほうが良いだろう。
このジャケットは生地が薄く柔らかいので尚更である。
また、手を上げた際に内容物が落ちる可能性もあるので、貴重品は入れるべきでは無い。

フラップに付いているのは、敵味方識別用のIR(赤外線)タブ。
フラッシュの反射で赤く光っているが、肉眼では黒く見える。
通常はベルクロの付いたナイロンウエブで覆われている、これは内側に折り返し固定できる。
(このポケットのフラップはベルクロが大きくしっかり固定されるが、反面開け難い、しかしこれを内側に止めておくとその分ベルクロが殺されるので開けやすくなる)


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前面下部の裏側。
ポケットの身体側はメッシュになっているので、ポケットのジッパーを開ける事である程度の換気ができる。
ポケット内部、外側は起毛されていて、ハンドウォーマーとしても良い。
この腰部のポケットは、ジッパー下端とポケットの底の上下差があまり無いので、ジッパーを全開にすると内容物が落ちやすい。

裾には伸縮性のコードが入っていて、前面ジッパー下部の近くに着いたコードロックで固定されている。
コードの端はポケット内部に出ていて片手で操作可能。(コードの端を引っ張る、コードロックを緩める)








登山、バックパッキング用としてだと余計な機能があり、DWR加工されていても縫い目が多く浸水しやすい、など気になる点もあるが、比較的安く買えるので、まぁ良いだろう。

このジャケットも、パタゴニアの製品開発に合わせてバージョンアップしていくのだろうか?


因みに、第三世代ECWCSの内訳は以下の通り。
L1:ベース 薄手上下
L2:ベース 中厚上下
L3:ミドル(フリース)
L4:ウインドシャツ
L5:厚手ソフトシェル上下
L6:ゴア上下
L7:化繊インサレーション(プリマロフト)上下

主観だが、登山、バックパッキング用としてはL1~L4は充分に使えるが、それ以降はヘビー過ぎるように思う。
しかし、L7はシェルにEPICを使用し、肘、膝に補強が入り、パンツは両サイドフルオープンなので、冬季のクライミングやオーバーナイトのツアースキーでのビヴァーク用に良いかも知れない。
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by rwalker | 2007-10-12 00:54 | 衣類

Rad Pants  Canadian national outdoor uniform

その国ではポピュラーだが、他の国では殆ど見かけないものがある。
この「Rad Pants」もその一つで、カナダでは履いている人が多いが、他国では殆ど知られていない。隣国のアメリカですら、このパンツの中身は9割り方カナダ製である。
カナダ人しか履かない理由としては、まずカナダのMEC(カナダ版REI)でしか売っていないからだろう。
MECはカナダの大都市には大抵あるが、商品を購入するにはメンバーになる必要がある。
次に、デザインがあまりかっこ良くない。漁協ズボンにも似た形で、購買意欲を掻き立てるデザインとはけして言えない。
それでは何故カナダ人はそれを履くのか?
それは丈夫で機能的、値段も比較的安く、(カナダでは)手に入りやすいからだろう。
事実カナダでは、ガイドやレンジャーが良く履いている。

以前はあまり欲しくなかったのだが、BACKPACKER.comのこの記事を読んだら欲しくなったので、購入してみた。


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材質は3.6ozのナイロンで、ウエストには調節可能なゴムベルト、ポケットは前部に二つ後部右に一つ、両腿にそれぞれ一つの5ポケットである。
最大の特徴は裾のジャージで、ずり上がりを防ぎ、吸血昆虫の浸入を妨げる。ゴム長を履くにも具合が良いので、カヌーにも便利である。
尻は二重になっていて強度を増している。
股にはクライミングパンツと同様のクロッチがあり、180度の開脚も可能。
比較的細身だが足を上げやすい。


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裾のジャージ。
最大の特徴であり利点なのだが、生地が厚く乾き難い欠点も有る。
当然、捲り上げることはできないが、上にスライドさせてニッカのように履くことはできる。


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尻のアップ。
シンプルなロゴは、見慣れると味わい深い。
二重になっているので丈夫である。


このパンツを実際に履いてみると、その動きやすさに驚く。
足は自由に動かせるし、裾がすぼまっているので邪魔にならない。
MECで20年以上に渡り人気商品であることが良くわかる。
「デザインがあまりかっこ良くない」とは書いたが、これを履く人にも左右されることもある。数年前にアラスカのジュノーで会った女性が履いていたが実にハンサムで良かった。

尚、このRad Pantsはアウトドア用として非常に優れたパンツだが、日本の夏には向かないかもしれない。
中厚の生地は丈夫だがかなり蒸れそうだし、細身で裾が絞まっているので通気も悪い。
保水性の少ないナイロンなので、汗が下に降り裾のジャージに溜まるので、そこから靴下を通じ靴の内部が濡れてしまうと思われる。

真夏以外の季節でのバックパッキングや登山、ダニやヒルの多い地域での行動には良いだろう。

衣擦れの音が少々大きいのが気になるが、これは履きこめば解消されていくと思う。
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by rwalker | 2007-03-07 20:59 | 衣類

ポンチョはホントに万能か?

私は装備の一つにポンチョを加えることが多い。
方形の防水布にフードが付いているだけなので、雨具の他にも多用途に使用できるからである。
しかし、雨具とシェルターの被覆材として併用出来る訳ではない。
ポンチョを屋根として張ってしまえば、雨具として使えない。
両方に使えるからと言って、一つで済ますわけにはいかない。同時に両方が必要な事もあるだろう。

ポンチョは雨具としては不完全でもあるので、コース中不都合な状況になるかも知れない。
藪では引っかかってつかえないし、急傾斜では裾を踏むかも知れない。
鎖場や梯子も駄目だし、ナイフエッジの上を移動中に突風が吹く事もあるだろう。


私がポンチョを持つのは、基本的にバックアップの為であり、軽量タープとしての使用や、ビバーク時にツェルト代わりにする。

雨具としては使えないような事を書いたが、私はむしろ積極的に使用している。
既知のフィールドで、ポンチョでも問題無いような所や、まず雨の心配が無いところでの予備として、など。
キャンプ地に付いてからも、テントやタープから出るときに、一々セパレート式を着るのも面倒なのでポンチョを被る。
着替えの時も有効である。

ビバーク時には、何かにもたれ掛かるように座り、脚をたたみ(体育座り)、ポンチョの裾を体の下に入れて袋状にすると、ヒートロスが少ない。
膝の下で、スプーンにのせた少量の固形燃料を燃やすと暖かいが、危険を伴う。

欠点も多いが、理解して使用するなら非常に便利なのがポンチョである。


私は、米軍のカモポンチョと、モンベルのものを使用している。
前者は大判でグロメットもしっかりしているのでタープとして使いやすい。
後者は、透湿素材の使用もあるので、雨具として使用しやすい。ビバーク時にも蒸れにくい。

参考図書としては、コリン・フレッチャーの「遊歩大全」が色々な使用法が載っている。
絶版なので入手が難しいが、原書はアマゾンで買える「Conplete walker」
イラストも多いので読みやすい。
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by rwalker | 2006-03-28 00:16 | 衣類