カテゴリ:ナイフ( 21 )

Victorinox New Soldier

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スイス軍で今期より支給が始まった「ソルジャー」。
OHトレッカーの軍用バージョンで、ハンドル以外は同一。
爪楊枝とピンセットは無いが、滑りにくい素材(ハンドルの黒い部分)があるので握りやすい。
現在のNL(111mm)はハンドルが滑りやすいので、この点では優れている。

ちなみに、OHトレッカーはドイツ軍のアーミーナイフの民生モデルで、この三種はハンドル以外は同一である。

機能は、半波刃ブレード、缶切り、 マイナスドライバー(小)、せん抜き 、マイナスドライバー(大)、ワイヤーストリッパー 、リーマー、錐、鋸、プラスドライバー。
前のソルジャーに比べると、鋸とプラスドライバーが加えられ、ブレードは先端から3分の2ほどが波刃でライナーロック付、ブレードにある穴は片手で開くためのサムホールである。
栓抜きにもライナーロックが付き、先端でこじったりする時にも安心である。

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独特の刃先の方にある波刃は意外と使いやすい。
肥料袋を開けるときなどは、波刃の凹部が引っ掛かりスーッと切れる。
ストレートエッジだと刃が滑り抜けてしまうことが多いが、これだと一度で切れるので楽だ。
切断は中ほどから先で、根元に近い部分では削ったり剥いたり(野菜、果物)、と使い分けられるので、普通のコンボエッジより良いかも知れない。
しかし、太いロープなどを切る場合は、根元に近い部分に波刃があったほうが力を入れやすく、一長一短ではある。
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ブレードにはサムホールが有り、片手で開くことができるが、手袋をしていても開きやすいのが良い。
今回の採用も、片手で開けることよりも、そちらの方が重視されたのではないかと思う。
前のヤツは素手じゃないと開きにくかった。

他のライナーロックフォルダーは、ロックの破損や、汚れ、ゴミでロックが不完全の場合があるが、ビクトリノックスはスリップジョイントとの併用なので、ロックがかからなくともロック無しのモデルと同じようになるだけである。
しかし、その分動きは固い。
また、ロックの開放も、右手だと親指で引き上げるようにして解除するようになっていて、わざと片手では操作しにくくなっている。
この形状のハンドルが出たときは、サイドにロックの操作部がある「スライドロック」だったが、これも右手だと扱いにくい人差し指の位置に付いていた。
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これは、怪我をしやすい閉じる操作の時に、両手で操作するようになっているためだと思う。
栓抜きのロックは、右手だと親指で押し込むと解除できる片手で操作しやすい形である。

ライナーロックになってかなり操作しやすくなった。
このロック解除部分も大きめで、手袋をしていても操作しやすい。

前の「ソルジャー」よりも、かなり大きく重くなってしまったのが残念だが、使いやすくはなっている。
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by rwalker | 2009-04-29 19:07 | ナイフ

BARK RIVER BRAVO 1

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実用性に定評があり、ハンターやブッシュクラフト愛好家など、ナイフを使う頻度の高い人たちに人気のBark River社のナイフが、米海兵隊フォースリーコン(強襲偵察部隊)トレーニングユニットでのテストにより、同社の「Game Keeper」が最優秀とされたそうである。
その結果を受け、米海兵隊フォースリーコンの要求で作られたモデルが、この「BRAVO-1」。
海兵隊の要求としては、丈夫でコンパクト、とにかくハードな扱いに耐える、というもので、武器としての用途は考えていない、との事。(アル・マーのSEREが20%を武器として、というコンセプトとは対照的に思える)

ベースとなった「Game Keeper」からの変更点は、チョイルを廃しエッジを長く、ガード(鍔)を組み込む、背に親指を乗せる部分(Ramp)を付けることなど。

スペックは以下の通り。
全長:9.065インチ
刃長:4.250インチ
鋼材:A-2
硬度:59rc
刃厚:.215インチ
重量:7.375インチ
コンベックスグラインド

一昨日届いたばかりなのでまだ使ってはいないが、なかなか良さそうである。
実際に目にすると、写真で見たイメージよりも大きめでごつい印象がある。

ブレードはコンベックス(蛤刃)、鋭いエッジ且つタフでカービングの際の切り離れが良い。
鋼材は粘りがある炭素鋼なので、刃先を立てたり、こじったりするような使い方をしても欠ける心配が少ない。
また、炭素鋼は錆びるが研ぎやすいので、頻繁に使うような状況には向いている。
コンベックスなので、研ぐ時は普通の砥石よりも、耐水ペーパーとマウスパッドを使ったシャープニングボードを使用したほうが楽である。
エッジベベルを付けて、普通のナイフのように研ぐことも出来るが、その場合はコンベックスの利点は少なくなる。

ハンドルはグリーンキャンバスマイカルタ。
握りやすく作業性も良い。
サムランプの位置も良く、親指の位置を変えて力を入れる作業や、細かい作業にも対応する。
ハンドルはフルタングだが、中の鋼材は肉抜きされ、バランスポイントは人差し指のあたりに来るようになっている。
ただ、細めなので冬場など厚手の手袋を着けていると、持ちにくいかもしれない。
私としては、もう少し幅が広く薄めのハンドルが好みである。

ハンドルに通してあるランヤードはパラコードで編んだ。
芯を抜いていないので、太く嵩張る。
しばらく使って邪魔だったら、芯を抜いて編みなおそうと思う。

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既に2ndも出ているが、今回届いたのは1stだった。
差は無いと思うが、ちょっと嬉しい。

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付属しているは右上のパンケーキ型カイデックスシースで、左下の革シースは別売り。

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カイデックスシースは薄く邪魔になりにくい、裏には同じくカイデックスのベルトループがネジ留めされている。
ネジ穴の幅はTEK LOKと共通で付け替えることも可能。
シンプルなデザインだが、鯉口あたりの感触も良くナイフはしっかりと固定される。
ベルトループはブレードの付け根にあるので、腰のベルトに吊ると高めの位置にハンドルが来る。
バックパックのウェストベルトと干渉してしまうが、荷物を背負わない時ならこの形の方が邪魔にならない。

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別売りの革シースはランドールを思わせるデザインで、エッジ側にファイアスティール用のループが付く。
材質はサドルレザー、新しいのに使い込んだ感じがあるのは、昨日スノーシールをたっぷりと染込ませた為。
蜜蝋を多く含むスノーシールは革製品の防水、剛性を高めるのに良い。
しばらくしたら蜜蝋をホットワックスして、さらに硬くする予定。
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裏側には「BARK RIVER」の刻印がある。

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シースに縫い付けられたストラップは、このようにベルトループの切り欠きに引っ掛けておくと、ナイフを収める時に邪魔にならず、切ってしまう心配も少ない。

ベルトループには9つの穴がパンチされ、ブレードを覆う部分のアイレットとあわせ、様々なところにくくりつけられる。
また、穴に細紐を通し、ナイフのハンドルがばたつかないようにループを作れる。
私は一番上の穴にパラコードを通しハンドルを押さえるようにした。

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ベルトに下げた状態では、自重でベルトループ内のコードが上に引っ張られ、ハンドルを固定する。

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ナイフを抜くときは、ハンドルを押さえているパラコードを引っ張りハンドルから外す。
ナイフ側の穴は滑りやすいほうが良いので、その内に鳩目を付けようと思う。

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ファイアスティールはナイフと同じくBARK RIVERで、削る角度が違うため質感が違って見えるが、ナイフと同じグリーンキャンバスマイカルタのハンドルである。
ロッド部は、LIGHT MY FIREのアーミーモデルと同じく、9mm近くもある太いものである。
LIGHT MY FIREのカタログでは、12000回の着火が可能とある。
このタイプのファイアスターターは何種類か持っているが、結構着火力が強いので意外と便利である。
長期間に渡りフィールドで行動する場合、このようにナイフと着火器具を一まとめにしておけるのは良いアイデアだ。
非常時でも、ナイフでシェルターを作り、ファイアスティールで火を起こし暖を取れる。

ただ、材質は鉄とセリウムの合金のため、海など塩気があるところだと腐食することがある。
数年前、海を旅していたら、二ヶ月ほどでアーミーモデルが真ん中から割けたことがあった。
真水なら大丈夫だとは思うが、なるべく乾燥状態を保つようにしたい。


全体的に良くできているナイフだと思う。
バックパッキングに持ち歩くにはちょっと重いが、ナイフが必要となる時には信頼できる。
革シース、ファイアスティールとの組み合わせ、プラス鳩目を利用してファーストエイドキットを付ければ、最低限のサバイバルキットとしても良い。
普段の生活でも、獲物の解体に便利そうだ。

手持ちのFALLK NIVEN H1とサイズや特性が似ているが、こちらのほうが良いかもしれない。


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一緒に購入した、SPYDERCOのP`KAL。
BRAVO 1とは逆に、武器としてデザインされている。
カリ・シラットのPAKAL(パカウ)という技術での使用を前提として、ShivWorksによりデザインされた。
ブレードバックに斜めに授けられたピンにより、ドロゥ&オープンが可能。
同じくカリ・シラットの技術から産まれた、GUNTING(グンティ)と違い、閉じた状態での使用はできない。

ユーティリティ性は考慮されていないが、薄めのブレードと鋭いポイントは案外使いやすい。
サラミをスライスしたり、薬味のネギを刻む、果物の皮を向く、縫い目を解くなど、背の武部にあるグルーブ指を引っ掛けると細かい作業でもコントロールしやすい。

因みに、PAKALとはインドネシア語で(獣の)爪のことである。
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by rwalker | 2007-12-31 18:40 | ナイフ

ドイツ軍用ビクトリノクス

ドイツ軍で制式採用されていたビクトリノクスのナイフ「トルーパー」と、それにもう一枚ブレードを追加した「モーゼルナイフ」(モーゼルはドイツの銃器メーカー)
以前、この軍用モデルの民生品としてハンドルの刻印が違うモデルが「サファリ NL」として売られていた。
軍用品にはアドラーの刻印があり、同じ形でビクトリノクス以外のブランド製も存在する。
尚、現在ドイツ軍はロック付きのビクトリノクスを採用している。(おそらくラックサック)

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上がモーゼルナイフで下がトルーパー。
外見では刻印と厚みが異なる。

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トルーパーのブレードは4枚。
メインブレード、マルチブレード、キリ、コルク抜きである。
マルチブレードはノコギリの先が缶きり栓抜き兼用で、先端はドライバー、腹の部分には爪やすりが付いている。


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モーゼルナイフのブレードは5枚。
追加されたクリップポイントブレードが特徴的だが、厚みやブレードベベルなどメインブレードと同様である。
ハンドルの下にある金属片は、マルチブレードに被せる保護具。


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マルチブレードの比較。
下のトルーパーには爪やすりが付いているが、これが無いものもある。おそらく製造年代によるものだろう。



この「トルーパー」は私が普段ポケットに入れているナイフであり、最も使用頻度が高い。
数日までの山行なら、ナイフはこれ一本にすることも多い。
普通のアーミーナイフよりもブレードが長いので調理にも使いやすく、機能をコンパクトに纏めたマルチブレードの為に薄く携帯しやすい。
短いノコギリは頼りなさげだが、直径数cm程度の枝を切断するには充分である。
薪の確保や、非常時にシェルターを建てたり添え木を作る際にも、この小さなノコギリは絶大な威力を発揮する。
コルク抜きはワインを開ける以外にも、固くしまったロープの結び目をほどくのにも使える。
キリには刃が付いているので、リーマのようにも使えるし、メインブレードをいためるような作業、刃を立てて削ったり、メタルマッチの着火にも便利である。

モーゼルナイフはメインと同じ長さの刃が一枚増えているので、使い分ける事により長期に渡り鋭い刃をキープできる。クリップポイントは15度に研ぎなおしたので、カミソリのように髭を剃ることも可能。
しかし、重量と厚みが増したので携帯しずらい。
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by rwalker | 2007-03-07 20:03 | ナイフ

H1で木を伐る

昨日届いたH1を、早速山で使ってみた。

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上のほうが折れている栗の木があったので、間引くことにする。

棒切れを使って、木の外周にナイフを打ち込み、切り込みを入れる。
大体3cmくらいの深さまで。

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ナイフの背を叩きながら刃を食い込ませて、削ってゆく。
5mm厚のブレードは頑丈で、不安は全く無い。

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一周を削ったら、再びナイフを打ち込み、より深く切れ込みを入れる。
一応基本通りに、伐倒方向は浅く、反対側の追い口は深くする。

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約20分で切断した。
斧なら数分、チェーンソウなら十数秒で切断できる木だが、使ったのは180gのナイフなので、こんなものだろう。

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刃長が100mmなので、直系は10cm弱である。

かなり荒く使ったが刃にダメージは無い。
キンドリングスティックも作れた。
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しかし、家でよく見てみるとグリップエンドの露出したタングとハンドルの間に、木屑が詰まっていた。
見える部分は取り除いたが、隙間ができてしまった。
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ヒルト部分も少し割れていた。
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届いた次の日に傷物にしてしまったが、荒く使うつもりで買ったのでしょうがない。
ハンドルが取れたら、付ければいいだけである。
ブレードが壊れることは、まず無いだろう。
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by rwalker | 2006-10-13 18:59 | ナイフ

FALLKNIVEN H1

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ナイフは売るほど持っているのだが、また新しく購入した。
スウェーデンFALLKNIVEN のハンティングナイフH1。
同社はスウェーデン国防軍のサバイバルナイフにも採用されている。
虚飾の無い素っ気無いデザインと、タフで鋭いエッジ。無駄を省き実用性に徹したブランドである。
ラインナップの中で唯一、伝統的なスカンジナビアンスタイルを踏襲したのがこのH1。

全長 210mm
刃長 100mm
刃厚   5mm
重量 180g
鋼材 VG10ラミネートスチール
硬度 RC59
日本製


製造は服部刃物で、国産らしい丁寧なつくりである。
箱出しの状態で、髭を剃れるほどの刃付けだが、小刃が付いているので研ぎなおした方が良い。
小型のシースナイフであるが、5mmと厚いブレードなのでサイズの割には重い。
ブレードの厚みにも関わらず、コンベックスグラインドなのでエッジは鋭い。
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ハックマンのタピオに似たデザインだが、北欧のスタンダードなデザインなので当たり前である。

スパインがストレートなので、ポイントのコントロールがしやすい。細かな作業にも良いだろう。
エッジのアールが大きく取られている、獲物の皮を剥いだり、皮から脂肪をこそげ落とすことに向くデザインとなっている。
背の角は鋭いが、メタルマッチを削り火を起こす為だそうである。
ブレードが厚いので、固い野菜などをスライスするのには向かないが(割れてしまう)、肉を切り分けたり、コンベックスなので切り離れが良くコントロールしやすいので、木を削ったりする作業には最適だ。

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ハンドルはクラトン製で、滑りにくいし衝撃を吸収する。
濡れた状態や寒さで握力が弱った時には、この材質は助けになる。
私は、このサイズなら木やマイカルタの方が、握りを強弱することによりグリップをコントロールできるので、クラトンのような「粘つく」ハンドルは好きでは無いが、このナイフの場合クラトンを使用することで用途を広げている。

タングのエンドが突き出ているが、これは棒などで木に打ち込む為である。
太い木でも、ぐるりと一周ナイフを打ち込むことで切断できる。
ブレードの長さの倍、直系20cmの木を切断、と言いたいが、実質は15cm程度だと思う。
この作業の際、固いハンドルだと手に来る衝撃が大きいし、ハンドル材を止めているピンが歪んだりすることも考えられるが、クラトンだとその心配は無い。

シェルター用の支柱を伐り出したり、燃料の薪を集めたりする作業がこのサイズでできるのは、大きな強みである。
厚いブレードは木に打ち込んだり、背を叩いて薪を割ったりすることにも不安は無い。
日常的にそのような作業をするなら斧か鉈を持ったほうが良いが・・・
小型のサバイバルナイフとしては、かなり有効である。

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シースは、ハンドルの2/3まで覆うポーチタイプで、金属リングで接続されたベルトループが付いている。
深いシースは激しい動きでも抜け落ちにくく、ベルトから低い位置に吊り下げられるので、バックパックのウエストベルトとも干渉しない。
ブレード部分にはプラスチックのライナーが入っているので、刃がシースを突き破る可能性も低い。
雨などで濡れると皮シースは柔らかくなるので、安全に気を配った良いデザインだと思う。
樹脂のみのカイデックスだと低温では割れることもあるので、皮と樹脂を併用した、このシースは理想に近い。

最初はかなりきついので、内側を水で湿らせ柔らかくして形を整え、ビーワックスを入れようと思う。


想像以上に良いナイフだが、必ずしも全てに向くわけでは無い。
野外でのナイフの用途は、料理に使うことが多いと思うが、それには向かない。
刃が厚すぎるので使いにくい、小出刃のようには使えるが。

万人向けでは無いが、バックパッキングなどで重量を削りながら非常時に備える、と言った用途には良いだろう。
カービングもしやすいので、ウッドクラフトにも使える。

まだ本格的に使ってないので、今後のフィールドが楽しみである。
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by rwalker | 2006-10-13 00:14 | ナイフ

スプーンを彫る

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ナイフはウィンストン。
スプーンの材料は栗の木。


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ナイフはアルティメットサバイバルナイフ。
スプーンの材料は杉。


スプーンを作るのは、ナイフを使う良い練習となる。
木目を読んで、削り、彫り、えぐる。

木製のスプーンも、熱伝導が低いので意外と有用である。
口を火傷することが少ない。
と、大藪春彦の「ヘッドハンター」にあった。

実際に使用するものを作る時は、くぼみを彫るのではなく、炭火で焦がし削る方が良い。
その方が簡単だし、失敗も少ない。
熱で木が硬くなるので丈夫になるし、薄く仕上げられる。

上は練習の為、ナイフで彫った。

いずれにしろ、くぼみを深くしすぎると使いづらいので注意。
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by rwalker | 2006-09-23 00:19 | ナイフ

ツールナイフ

私が手にしたアーミーナイフなど、主観で。

ヴィクトリノックス クラシック
小型のペンナイフ。
小さいので頼りなげだが、無いと有るではかなり違う。
日常でナイフが必要なときは、ほぼ間に合う。
鋏の出来が良い。主に鼻毛のカット。
ピンセットも良く出来ている。
ランヤードリングが逆側だと、ピンセットやようじが抜け落ちにくくなるのに・・・

ヴィクトリノックス ファーマー
ソルジャーにのこぎりを足したモデル。
アルミハンドルのシリーズは、他のモデルよりも刃が厚く丈夫そう。
のこぎりは、とても良く出来ている。切れ味はかなり良い。
キリも便利。側面に刃が付いているので、穴を大きく穿ったり、メタルマッチのストライカーにも便利。
購入して2週間で無くした。

ヴィクトリノックス サファリ
ドイツ軍用モデル。
通常より長めの刃と、缶切り栓抜き、のこぎりのマルチブレードが付く。
きりも便利。
コルク抜きが付いているのが良い。軍用モデルに付いているのは、ドイツの余裕だろうか?
通常の山行なら、これ一つで間に合う。
同じデザインで、ドイツ製、スペイン製があるがヴィクトリノックスが最も出来が良い。

レザーマン マイクラ
鋏は良く切れるし、ピンセットの精度も高い。
ナイフも鋭くできている。
いちいち開くのが、少々面倒。

レザーマン PST
プライヤーナイフの先駆け。
コンパクトでプライヤー内臓は便利。
パーツの精度は雑だが、必要充分。
強く握ると手が痛い。

レザーマン チャージ
メインブレードとセレーションをワンハンドでオープンできる。
プライヤーとして使っても、手が痛くならない。
それぞれの精度がとても高い。
パーツが多いため、重くかさばるが長期の旅には良いかもしれない。

カーショウ マルチツール
むき出しのプライヤーはバイスグリップとして使える。
ナイフもワンハンドで開ける。
全長が大きく、収納性は悪い。
日常的にプライヤーを必要とするなら便利だが、それなら小型のバイスグリップ(1000円程度)を持った方が良い。
のこぎりやヤスリは簡単に交換できる。

SOG パワーツール
プライヤ基部のギアで強い力を出せる。
パーツの精度が悪い。
グリップが悪く、強く握ると手が痛くなる。
大きく重く、携帯性が悪い。
買って後悔した。


現在使用しているのは、日常はチャージ。山ではサファリです。
マイクラは破損しましたが、ファーストエイドキット用に新たに購入予定(クラシックでもいいが)


缶切りと栓抜きは大抵のモデルに付いていますが、キリとのこぎりは野外では便利なので、キャンプ用なら付いているほうがいいです。
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by rwalker | 2006-07-13 21:26 | ナイフ

Ontario RAT3

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ランドールアドベンチャートレーニングがデザイン。製作、販売はオンタリオ。
Ontario ‘RAT 3 - D2’

Overall length :199 mm

Blade Length : 95.25 mm

Handle Material : Green Linen Micarta

Blade Material : D2 Tool Steel

Sheath : Kydex + Boot Clip

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ブレードは厚さ3mm程度なので、幅に比べてかなり薄く感じる。
したがってベベル角も小さく、ゴツイペティナイフのような感じである。

ハンドルも薄く、全体的にフラットな形状。付属のブーツクリップでインサイドパンツで携帯しても、ストレスは感じない。
TEKLOKも付属しているが、厚みが倍近くなるので使用したくない。ベルトに固定するなら、何か別の方法を考える事とする。

グリップはサイズに比べても小さめ、掌の幅程度しかない。
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しかし、このようにグリップエンドを掌低にあてて握ると力を入れやすい。
チョッピングも可能。
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細かい作業の時は、チョイルに人差し指をかけると操作しやすい。
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エッジの角を丸めた方が良さそうである。

リバースグリップ、エッジイン。
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リバースグリップ、エッジアウト。
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逆手に持った場合は、刃を外側に向けたほうが持ちやすい。
このサイズのナイフでの格闘だと、逆手に持ったほうが有効だと思われる。
刃は内側にしたほうが、フックで相手の体をコントロールしながら切る事ができる。
肘を支点にした突き下ろしでも、刃が内側のほうが力が逃げにくい。同じ事は、横や突き上げにも言える。
順手でのグリップが良いだけに、この点は惜しまれる。



まだ、木の枝を切った程度ではあるが、このサイズのナイフではトップクラスの機能である。
薄く作られたブレードは食い込みが良く、良く切れる。
スライスも良さそうだ。
D2鋼は刃持ちが良いので、長時間の作業でも砥ぐ回数は少なくて良いだろう。
セミステンレスであるが、カッティングエッジを除き、コーティングされているので錆の心配も少ない。
ハンドルは小さいが、充分なグリップが出来るし、エンドに紐を通せば問題無い。
薄く作ってあるので、携帯性に優れ、軽い。

欠点は、地味なデザイン、コーティングの色が好みではない、クリップが弱く金属製だと良かった。
などであるが、機能面の欠陥は殆ど無い。

手に入れて良かったと思えるナイフだ。
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by rwalker | 2006-03-25 18:29 | ナイフ

Ultimate survival knife

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アメリカで原始技術協会のキャンプに参加した際に、Abomanことジョー・ビグリーより購入。
デザインは協会の創始者であり、「OUTDOOR SURVIVAL SKILLS」の著者でもあるL・D・OLSEN。

全長:192mm
エッジ:82mm
炭素鋼

他の物を加工して、道具を作り出すためのナイフ。
その為、普通のナイフとしては、あまり使い勝手はよくない。

大きな特徴は、ノミのようなポイント部と、片刃であること。
木に窪みをつけて容器を作るときなど、グリップエンドを棒でたたきノミとして使える。
切り出しや、鉈のような片刃なので食い込みも良い。
裏返して削れば、食い込みにくいので細かい加工も楽である。
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炭素鋼であるので、とても鋭く研ぐ事ができ、砥石が無い場合でも泥岩などで研ぐ事もできる。
フリントがあれば、火打ちがねとしても使用可。

グリップに開いた穴は、レンチと矢などを真直ぐにする矯正器となる。
一応、レンチよりエンド寄りの穴は弓矢の矢用で、ブレード付け根はアトラトル(投槍器)のダート用。
レンチのブレードよりにも穴に見えるが、窪みが穿ってある。
これは、弓錐式で火を起こすときのハンドホールドに使う。
まだ使用していないが、弓錐式は弓、スピンドル、ボード、紐、ホールドが必要で、その内の一つでも作成する必要がなければ、非常に楽である。特にすべりが良く持ちやすいホールドは作るときに結構悩むのである。

購入時にはあまり良いエッジでは無かったので、耐水ペーパーで研ぎ、ハマグリ刃にした。

ポイントの利用としては、タガネのようにエンドを叩き薪割りに使用してみた。
薪の切断面ではなく、側面に打ち込むと結構効果的に薪を割れる。

木を削る時にも、片刃のおかげでサクサク削れる。しかし背の鋸のせいでブレードを押す親指が痛い。
鋸としては全く使えないので、無い方が良かった。

シースは付属していないので自作。
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総評
サイズが小さいので、チョッピングはできないが、ポイント形状のおかげで荒っぽい使用が出来る。
料理などには全く不向きではあるが、ナイフ型のサバイバルツールとしてサバイバルキットに収めるのが良いかも。
裏面はフラットなので、磨いておけば鏡として使用できる。
一枚板なので、ハンドルに何かを巻かないと手が痛くなる。
使いやすさを無視したデザインは、個人的には大好きである。
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by rwalker | 2006-03-23 21:37 | ナイフ

斧のことなど

先日、しばらく振りで斧をふるった。

畑に植えてあった50本あまりの桑の木を切れ!との命である。
15本ほど切ったところで、チェーンソーの燃料が切れた。

スタンドに行くのも面倒なので、斧で伐倒する。
幸い、桑の木は柔らかいので楽である。
 
昼前に全て倒す事が出来たが、時間がかかりすぎの感がある。
10年前は同じ斧で、径30センチのツガを5分かからず切り倒していた。

トレーニング不足だ・・・


私の斧は、「STRIKE MASTER」。
ユーコンで貰った安物であるが、バランスが絶妙である。
水平に打ち込んだり、斜め上にふるって枝を落としたりと、とても使いやすい。
カナダでは10ドル位で売られている安物ではあるが、いいモノである。

その他にも、斧はいくつかあるが用途別なので・・・
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by rwalker | 2006-03-23 01:58 | ナイフ