Tops Brothers of Bushcraft Fieldcraft Knifeで火熾し(動画追加)

Tops Brothers of Bushcraft Fieldcraft Knifeには付属のファイアスティールとボウドリル用のくぼみがハンドルにある。
それぞれ試してみた。

先ずはファイアスティール。
マグネシウムロッドを削り対象にまぶすことで、より高い温度を比較的長く得られる。
ただ、マグネシウムの削りくずは散らばりやすく、気を付けて削らねばならない。
ガムテープの粘着面に削りくずを落としたり、グリース、松脂などを紙や落ち葉、枯草、薄く削った木片などに塗ってくっつけてしまうのが確実だが、火の付いたテープなどが手や着衣にくっつかないように注意。
今回はワセリンを新聞紙に塗った。
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このナイフのポンメルにはファイアスティール用にノッチが刻まれているが角が立っておらず、マグネシウムは削れても火花を出しにくい。
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そこで角を鑢で削って目立てした。
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マグネシウムによって着火力が強まり、ティンダー用に植物の繊維を細かくしたりする必要は無いが、削りくずが飛ばないように気を使う。
また、握りが小さく持ちにくい。
今回はナイフを抜き身で使ったが、鞘に入れてまま使うのが良いだろうと思う。
自分の動画見てヒヤヒヤした。

リップスティックもワセリンを多く含むので、ポケットに入ってたレシートに塗って使ってみた。(3/23追加)


次はボウドリル。
手順はこちら
家の周りに転がってた杉板や檜の枝で、弓とスピンドル、ファイアボードを用意した。
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火種を作ることはできたが、麻の繊維で包んで息を吹きかけているうちに火種が吹き飛んでしまった。
炎を作ることはできなかったが、このナイフをボウドリルのハンドピースとして使えることは確認できた。

再度挑戦(3/23追加)


このようにナイフのハンドルをボウドリルに使うアイデアは、ラリー・D・オルセンがグリーンリバーナイフの柄に穴を開けると良いとして、30年近く前の雑誌に載っていた。
彼のデザインしたナイフの柄にもくぼみが付けられていた。
現在売られてるものだと、TOPSのHAWKES HELLIONやHabilis BushToolsの幾つかのナイフにもボウドリル用のくぼみが付けられている。
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# by rwalker | 2012-03-22 18:43 | ナイフ

Tops Brothers of Bushcraft Fieldcraft Knife

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Designer: Brothers of Bushcraft
Blade Steel: 1095 High Carbon Steel
Blade Coat: Black Traction
Hardness: 56-58 RC Blade
Thickness: 3/16 inches
Blade Length: 4-1/2 inches
Overall Length: 10 inches
Weight: 7.9 ounces (without sheath)
Construction: Full Tang
Sheath: Kydex

北米のブッシュクラフト愛好家やインストラクター達によってデザインされたナイフ。
4インチ台で炭素鋼、スカンジグラインド、バトンで垂直に打ち込むことを考慮したポンメルなど、モルス・コチャンスキがデザインしたスクーカムブッシュツールに近いコンセプトに思う。
ファイアスティールと笛が付属。

ブレードはセミドロップでおとなしめのフォルム。
根本の背には滑り止めが刻まれている。
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スカンジということだがセカンダリベベルがあり、その幅も広い。
コンベックスに近いような印象。
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ハンドルは幅広でしっかりと握れる。
握った感じも良い。
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ハンドルスラブのブレード側にあるくぼみは短く持つときに使う。
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ランヤードホール近くのくぼみはボウドリルのハンドピースとして使えるように。
ポンメルのノッチはファイアスティールを削るときに使う。
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付属のファイアスティールと笛。
ファイアスティールはマグネシウム2本とセリウムと鉄の合金(ライター石)1本のロッド3本を束ねてある。
笛は薄型だが意外と大きな音が出た。
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BRAVO1との比較。
一回り大きい。
厚さは若干薄いが、重量はBRAVO1の212gに対して276gと重い。
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鞘はカイデックス製で、収めると少しカタカタ言うが抜け落ちる心配は無さそう。
裏のクリップでベルトなどに吊るせる。
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切れ味は良かった。
牛筋もスパスパ切れる。
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まだ本格的に使ってはないが、悪くないナイフだと思う。
BRAVO1に近い性格で、少し安い価格も良い。
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# by rwalker | 2012-03-21 20:20 | ナイフ

じょっぱりサイドバーナー

先日、八甲田山に行ったおりに買った日本酒「じょっぱり」の缶が良さそうなので、サイドバーナーのアルコールストーブを作ってみた。
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缶コーヒーより少し太いアルミ缶で、ビール缶などより肉厚。 
中身は辛口でうまい。
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まずは適当な高さにケガキ。 
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3つの輪切りにする。 
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一穴パンチで穴を開ける。
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口の部分を逆さにはめ込む。 
穴を塞がないように注意。
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余分なところを切り取りやすりがけ。
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おおむね完成。
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カーボンフェルトを帯状に切ってホチキスで留めて輪にする。 
幅は缶の底からはめ込んだ口のあたりまで。
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本体にカーボンフェルトを入れて完成。
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点火。 
カーボンフェルトのおかげで予熱無しでも点火可能。 

だいたい480ccの水が8分ほどで沸騰した。  


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残った缶の一部をフェルトの押さえにしても良い。
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# by rwalker | 2012-03-12 17:18 | 火器

火打石動画


スマートフォンで動画を撮影してみた。
火打石の上にチャークロスを乗せて火打鉄を打ちつけ、火花がチャークロスに移ったらほぐした麻紐の繊維に包んで息を吹きかける。
火打石の角を上に向けるように持つと火花は上に跳びやすくなる。


庭の隅に割れた植木鉢が転がってたので、そのかけらを火打石にしてみた。
何度も使うと角が丸くなり、火花が飛びにくくなる。
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# by rwalker | 2012-01-03 13:07 | 火器

火打石

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昔買った火打石のセットを引っ張り出してみた。
平たく丸い缶に火打石と火打鉄、小さな缶入りのチャークロスとジュートの繊維が入っている。
左の真鍮の缶は古いタバコ缶の復刻で、蓋に着火用のレンズがはめ込まれている。

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杉の枯れ枝と蒲の穂をとってきた。
杉は細かく割り、蒲の穂はティンダーになるが、これは少し湿っていた。  

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火打石とチャークロスを一緒につまむように持ち、これに火打鉄を打ち付ける。
うまく行けば数回も打てば火が移る。
火打石と火打鉄を打ちつけた時の火花は鋼の破片。
打ち付けた時に火打鉄が欠け、運動エネルギーが熱になり破片に乗るが、熱容量が小さいので高熱となる。
火打鉄とは書くが炭素鋼。クラシックな鋼材のナイフや斧でも代用できる。 
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モラナイフの背に火打石を打ち付けても可能だった。 
この場合は普通とは逆に火打石を右手に持ち、チャークロスの缶を下に置いて火花を落とした。

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火が移ったチャークロスをほぐした麻紐の繊維などで包み、息を吹きかけると炎が上がる。 
蒲の穂でも可能だが、先ほどのは少し湿っていたのでよく燃えなかった。

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後は普通の焚き火と同じように焚き付けを加え火を大きくしていく。

最近はフリントやファイアスティールと言うとライター石を大きくしたような製品を指すことが多い。
昔ながらの石英やチャートのフリントと鋼のストライカーの組み合わせは、そういった製品より着火性能ではかなり劣るのだが、火打石となる石を見分ける事ができ、鋼の道具を携行しているなら、その知識は役に立つ事があるかもしれない。
少なくとも摩擦での発火よりは楽である。
(チャークロスを作る必要もあるが)


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# by rwalker | 2012-01-01 15:39