スウェーデン軍のサバイバルインストラクターを務めたLars Fält氏デザインの手斧。 小ぶりで軽量なビットの割りに長めの柄を備えている。 全長は37cmで重量は500gほど。 刃渡りは6.5cm。 外見の特徴は柄の付け根部分のスリーブで、傷み易い部分の保護になっている。 全長28.5cmのVaughan SUPERSPORTSMAN'S SUB-ZERO AXE とも比較してみた。 全長で約10cm、重量で150gほどの差がある。 アウトドアアックスはスリーブの存在で、横から見ると薪割り用のスプリットアックスに似ているが、性格的にはハドソンベイアックスに近いと思う。 ハドソンベイアックスも軽量なビットを使用し、長めの柄でそれを補っている。 普通の両手斧よりも携行しやすく、カナダの開拓時代に奥地へと入る猟師に好まれた。 西洋の斧は柄の付け根がかなり薄くなっているものが多いのだが、アウトドアアックスは比較的厚みがある。 ビットは他の手斧に比べると若干厚みがあり、割る作業にも良さそうだ。 かと言って厚過ぎる事も無く、切断にも充分使える。 通信販売で斧を買う場合、一番心配なのは柄の木目だが、これならまずまず。 実際に使用した感じでは、伐る、割る共に良好で使いやすかった。 柄の長さも丁度良い。 しかし、このような手斧全般に言えるのだが、立った状態で振り下ろすと刃が膝か脛の位置にくるので、振り下ろせば地面に食い込む長い両手斧より自傷する危険が高い。 作業によっては両膝を付いて行うのが良いと思う。
by rwalker
| 2011-11-08 17:29
| ナイフ
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