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アルコールストーブ ブラスライトもどき

ブラスライトとは、真鍮製のアルコールストーブで、軽量化を好むバックパッカーに人気が高い。
トランギアよりも軽く火力があり、吸気穴を開閉することにより火力の調整が出来る。
構造は圧をかけないチムニータイプなので単純だが、高い評価を得ている。
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http://www.brasslite.com/

側面に開いた吸気口から空気を引き込み燃焼する。

現物を手にした事は無いが、真似してみた。
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前列がここ数日で作ったチムニータイプのストーブ。

左端は、ミートペーストの缶底に25mm径の穴を開け中身をかき出し、側面に約6mm径の穴を八個開けたもの。
低く面積があるので安定が良い。
左から二番目と三番目は、50mm径のスチール缶底をボトムにして、アルミ缶底を上にかぶせてある。
四番目は上下ともにスチール缶。
いずれもトップの穴は25mm、側面に6mmの穴を八個。
火力もそこそこあるが、燃料のキャパが少ないので10分から15分の燃焼時間しかない。
500ml以下の湯を沸かすだけなら充分だが。
この4つは、五徳を使わずに直接ポットを載せると、サイドバーナーとして使える。

右端は、ブラスライトのターボDの真似をして二重構造になっている。
ソーセージの缶(60mm)の底に25mmの穴を開け、中身を取り出し、底から15mmくらいで輪切りにする。
側面に吸気口を開け、50mmのスチール缶(燃料タンク)を入れて、切り離した缶底でふたをする。
スチール缶の上部には切り込みを入れて曲げ、上と横にテンションをかけて内部でずれないようにしてある。
吸気をコントロールできるように、アルミ缶から切り出した帯に穴をあけたものをつける。

 
今まで作ったものの中では、一番手間がかかっている。
それでも1時間以下だが。

早速燃焼実験。

40mlのアルコールを入れて風防で覆い、600mlの水を入れたキャプテンスタッグのケトルをかける。五徳は、専用に75mmの高さで作った。

点火。
二重のため、本体が温まりにくく炎が大きくなるまで40秒ほど。
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すぐに最大火力になった。
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10分で完全沸騰。
吸気口を閉じる。
1分ほどすると、炎が小さくなった。
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弱火のまま18分燃焼して、消火。


最大火力が少し弱い気がするが、ソロでなら充分。
しっかりと火力が調整できたので、かなり満足である。

しばらくは、このタイプを作って改良しようと思う。


しかし、本物も欲しい。
でも高い。40ドル・・・

私のモドキは、材料費200円ほど。
by rwalker | 2006-08-16 20:40 | アルコールストーブ
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