時に皇紀弐六六七年壱月、我が技術班は全高19mmの薄型アルコールストーブの開発に成功した。
本文を持ってその報告とする。 因みに「ヱ級」の名は、「ヱスビット級」の略であり、それは、西なる盟友独逸国の歩兵用野外糧食加熱器具である、「エスビットポケットストーブ」に収納可能である事による。 エスビットポケットストーブに収納された状態。 通常はこのようにして携行する。 エスビットポケットストーブ半開状態。 ヱ級がその姿を徐々に現しつつある。 使用するポットが小径の場合は、この状態で使用する。 エスビットポケットストーブ全開状態。 ヱ級が全貌を世界に現した瞬間である。 直径14cmを超えるポットは、この状態での使用を推奨。 精悍なサイドビュー。 天地が逆さではあるが、「あき缶はリサイクルへ」の文字が印象的である。 燃焼状態。 1mm16連装、そのサイズからは想像しにくいほどの圧倒的火力である。 しかし、その持続時間は短い。 尚、本機後方に見えるのは、ピー缶ストーブ壱号及び参号機と、その材料となる缶ピース。 パイトーチ二芯ストーブと昆布ぽん酢である。 最大径67mm。 最大高19mm バーナーホール、1mm×16ヶ 重量未測定 最大燃料容量未測定 最大燃焼時間未測定 燃料をおよそ本体の高さの半分まで注入して、半リットルの水を沸騰させることができる。 本ストーブは上下の他にもう一つ缶底を使用している。 底を抜いたものを内部に入れ、肋材として剛性を高めている。 *所感* このヱ級ストーブの最大の利点は、その携帯性の良さと、おそらく多くのアウトドアピープル(懐かしい響きである)が所持しているであろう「エスビットポケットストーブ」に収納できることである。 点火から本燃焼に至るまでの時間も短く、最大火力も強い。 欠点としてまず燃料容量の少なさが挙げられるが、最大の物としては燃費の悪さがある。 本体を薄くした為に熱が回りやすく内圧が高くなり、大量の気化ガスが噴出する。 高さに比例して側室容量が小さくなった事もそれを助長していると思われる。 エスビット純正燃料を使用した場合と比較すると、このストーブを使用する場合、燃料容器を別に携行する必要があり、携帯性において明らかに劣勢である。 最大火力ではエスビットに勝るのではあるが、これは致命的な欠陥となる。 以上の事により、このヱ級ストーブが他の火器に対する優位性は全く無いわけでは無いが、総体的には欠点が多いため、今後ヱ級の開発は一時停止する。 参考 ド級 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E5%BC%A9%E7%B4%9A%E6%88%A6%E8%89%A6
by rwalker
| 2007-02-05 21:43
| アルコールストーブ
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